デスクワーク内容紹介✨

こんにちは!
段々と涼しい日が増え、秋の訪れを感じますね🍁
今回は、なかよしセブンぷらすで行っているデスクワークの内容についてご紹介いたします💁
ご利用児さんの連絡帳に記載されているデスク内容。
たまに「ん?これはどんな内容なの?」と思う内容があるのではないでしょうか。
今回は、その内容を4つ程ご紹介したいと思います!
①テングラム(タングラム)
テングラムは、正方形を分割したピースを使って形を作るパズルのことです🧩
ピースの形は、三角形・正方形・平行四辺形等があります。
では、このテングラムを行うことで、どのようなことが得られるのでしょうか?
・図形感覚
図形感覚を養うことで、算数で行う図形学習への抵抗が少なくなったり、視覚的認識やバランス感覚が発達するといった特徴が見られます。視覚的認識は空間認識・手と目の協調性等、日常生活での適切な行動の促しに繋がっていきます。また、バランス感覚は怪我の防止(転びにくい等)・運動能力の向上等、全身の発達に良い影響を与えていきます🏋️
・想像力
想像力を養うことで表現の幅が広がり頭の中の発想が柔軟になります。「こうでもいけるかも!」「こうしたらできた!」といった問題解決力、「できた!」の成功体験を重ねていくと自信や自己肯定感にも繋がっていきます。自己肯定感が身に付くと、様々なことに自分からチャレンジしたいと思えたり、いろんなことを体験するきっかけが増えます😄
・集中力が身に付く
集中力が身に付くことで、就学後の座学に繋がります。小学校では1コマ約45分の授業×5コマが始まります。集中力UPで、授業に慣れやすくしていきたいです📚細かい作業なのでほんのちょっと触るとパーツがずれたりもするのでイライラする子も…こらえ性も試されますね。

②立体模倣
立体模倣は、立体的な物の形や他者の行動を真似て、それらを再現する遊びのことです。
例えば、積み木遊び・粘土遊び・キャッチボールも立体模倣に該当します。
では、立体模倣を行うとどのようなことが得られるのでしょうか。
・空間認識能力を養う
先ほどのテングラムにも出てきましたね!空間認識能力が高いと、自分の体を上手に扱えるので、運動や体育の授業が楽しくなるかも!🏃➡️⛹️🤸
他にも、地図を見て自分がどこにいるのか理解できる力に繋がったりします🗺
始めて行く場所のお出かけも、楽々にこなせるかもしれませんね!👟
・洞察力と推察力が身に付く
この2つを養うことで、問題の本質を見抜いて解決策を見つけやすくなります。また、周囲の状況を的確に把握する能力(現状把握)がUPすることで、複雑な状況下での対応力が身に付きます。
お友達と協力できたり、相手の気持ちを察したり、リーダー役として皆をまとめられたり…人間関係を円滑に育む社会スキルの向上が見込めます🧑🤝🧑

③語想起
語想起は、一度記憶した言葉や知識を必要な時に頭から思い出す能力です💭
「単に言葉を知っているだけ。」ではなくて、それらを的確に頭から引き出して表現できる実用的な語彙を支える大切な能力です。
例えば、しりとり・マジカルバナナ・連想ゲーム等が語想起に当たります。
では、語想起を行うことでどのようなことが得られるのでしょうか?
・コミュニケーション力を養う
しりとりやマジカルバナナなどのゲームには、「順番を待つ」「相手のターンでは発言をしない」等のルールがありますね。自分の番ではないときにどうすれば良いのか、状況把握をして行動を考える必要があります。状況把握はコミュニケーション力と深く関わってきます。「相手の立場になって考える」事ができると状況に合わせた言葉で円滑なコミュニケーションへと繋がります。状況把握がスムーズにできると、人との関わりも円滑に進んで、より良い人間関係を築き上げることへと繋がります!
・言語力を養う
語想起は、自分の知っている言葉を思い出す作業を繰り返します。このプロセスで、脳が情報を重要だと認識して記憶が強化されます。さらに、言葉に関連する意味などをしりとりやマジカルバナナで照らし合わせていくことで、言葉を「知っている」状態から「使える」状態へと言葉のレベルがUPして、言語力の成長に繋がります🤝
・前頭葉の発達
語想起を行う際には脳の前頭葉を使います。特に左前頭葉は、発話や言語機能と深く関わっています💬
前頭葉を鍛えることによって、記憶力・集中力・自己制御能力(自分をコントロールする力)等が発達します。自己制御能力が発達すると、感情や行動をコントロールする力がついて、衝動的な行動を抑えることに繋がります。
ちなみに、前頭葉はここら辺です🧑前頭葉を鍛えることは認知症予防にも繫がるそうなので、幅広い世代でトレーニングができますね!


④上下・左右(何番目)
上下・左右は主に年長児向けに行っている内容で、9月~11月に行われる就学前健診の内容の一部でもあります。左右が理解できているかの問題や、「上(下)・右(左)から〇番目にあるのはなに?」といった問題も出題されます。ぷらすでは、8、9月頃から少しずつ就学前健診に向けて準備を進めています!
みんなで一斉に行う「左右ゲーム」では、先生の言われた方向に体を向けたり手を挙げたり🙋
「上(下)・右(左)から〇番目?」では、ホワイトボードに2~5個の部屋を描き、先生の「〇から〇番目の部屋に入れてください」の言葉を聞いて、マグネットを部屋の中へ動かします。ちょっとしたゲーム感覚で出来るので、子どもたちは楽しんでいる子が多いです😄


如何でしたでしょうか?
ぷらすやなかよしで行っているデスクワークでは、ただ勉強するだけでなくて
上記のような目的を基に、一人ひとりに合わせて内容を選んで行っています。
しりとりや積み木等、日々の遊びの中で子どもたちは学びを得て成長しているのですね😊✨
年長さんチームは、少しずつ就学に向けた内容も進めていきます!🌸
最後までご覧いただき
ありがとうございました🙇🙏
文倉