感覚遊びって?
こんにちは!
暑い日が続きますね💦
外の暑さでたくさん汗をかき、冷房で冷えすぎちゃう時期。
子ども達も温度差で体調を壊しやすいです。
汗拭きタオルで汗を拭く習慣がつくと良いですね。
さて、今日は感覚遊びについてお話しようかなと思います。
感覚の発達に未熟さがあると、特定の感覚刺激を強く求めたり、逆に拒否したり…という困りごとが出てきます。
すると日常生活で、手を上手に使うこと、気持ちの切り替え、対人コミュニケーションなど、一つひとつの場面で様々な影響が出てきてしまいます。
じゃあ具体的にどう感じているの?ずっとこのままなの?なんて思ってしまいますよね。
まずは、『どう感じているの?』からお話します😊
感覚過敏
身の回りのものを触りたがらない、身体に触れられることを嫌がる、身体や衣服が少しでも濡れたり汚れたりすることを嫌がる、といった様子を見せるお子さんは、「感覚過敏」の状態かもしれません。
触りたくない・触られたくないと、常に不安や恐怖を味わう子供たちは、心が落ち着かず情緒不安定になったり、パニックになったりと触れ合うことを極端に拒否することがあります。
ちなみに、感覚過敏は感触だけでなく、音や光、味覚など様々です。
私もかなり調子が悪いと、金属の食器のカチャカチャ音や、テレビの音、人混み、電車の金属がこすれる音が通常より大きく感じちゃうことがあり、暗い部屋で横になると楽になったりします(笑)←(え、先生大丈夫😨?ってなりますね💦)
っていうのも、発達障害だから、うちの子が過敏だから…と思い込みすぎず、結構あるあるなんだな~と思ってもらえたら嬉しいです😊
感覚過敏が強い人にとっては『そんな軽く言わないでよ!』と怒られちゃうと思うのですが、あくまでも我が子のことで悩んでいる方へ…😔
利用しているお子様でも感覚過敏がある方だけど、今日は調子が良いから大丈夫、気圧の影響、この音はOKなど、その子によって許せる・許せないの条件が様々です。
感覚探求
逆に、『身の回りのものを触りたくて仕方ない』『同じものを延々と触り続ける』『強く握りしめて放したくない』といった様子を見せるお子さんもいらっしゃいます。
この状態は「感覚探求」と呼ばれ、身体にもっと多くの刺激を伝えたいという欲求から来ており、刺激を正しく受け取る力が弱い、手のセンサーとしての感度が低い可能性があります。
気持ちの切り替えもなかなか難しいタイプですね。一つのことに集中するのはいいことなんだけど、次のことに進みたい😭遊び方が独特😭などの保護者様の声をよく聞きます。
他にも、刺激に対する反応が弱く、感覚が鈍い場合、呼びかけの声を聞き逃してしまい、仲間に入れないなど、集団の中でうまく過ごせないことがあります。身体の痛みに気がつかず、病院で手当てを受けるのが遅れてしまうこともあります。これを感覚鈍麻といいます。
『じゃあどうやったら受け入れてくれるようになるの?』について…
感覚過敏・感覚探求ともに、改善するためには、たくさんのものに触れて、たくさんの刺激を味わい、発達を促すことが大切です。
でも大事なのは焦らないこと。
こだわりが強く、変化や新しいことに慎重になってしまうお子さんが多いので、無理矢理やらせない、スモールステップで少しずつ挑戦することがとっても大切です。
嫌だった記憶は残りやすいので、『あの時すごく嫌だった、見るのもいや!』とならないように、私たちも活動の中で注意して促しています。イヤなことを伝えられたお子さんにはそれだけで〇🙆🏻♀️別日に再度少し変化を付けて声掛けしています。
『周りが出来てるからやらなきゃいけない。』なんて考えを持たずに、『周りがやってて楽しそうだからやってみようかな』『今日はやってみてもいいかな』と思わせてあげられるようにしたいです。
本人が積極的に楽しんで活動するからこそ効果が出るものだと思うので、遊びを促す時には決して無理には触らせず、ご本人が自発的に触ってみたいと思えるような働きかけを工夫してあげたいですね。
つい先日もでんぷんのりを触れないお子さんがいました。
先生が先にツンツンしていると、その子も自分からそーっと指先につけることに成功!
ジーっと指をながめてべとべとした感触を確かめてました。
焦らせないように声を掛けながら一緒にツンツンしたりベトベトを楽しんでいると、金魚さんにぬりぬり🐟までの誘導もスムーズに受け入れてくれて✨お水の中に貼ってあげることができました🥰
『出来る!』の表情が見れて嬉しかったです🥰
今週は野菜スタンプにもチャレンジしたので、お子さんにどうだった?と聞いてみてください🫑🥒🧅
なかよしセブンで少しずつ新しい刺激を吸収して、許せる範囲を増やしていってくれたらなぁと思います。
児玉